世界的美女≪モナリザ≫に変身したらモテるか競馬場で検証してみた
こんにちは、ゆきです。
おそらく今回のブログでこの上の自撮りだけが、私の顔が分かる唯一の写真となりますので目に焼き付けておいてください。
みなさん、美女はお好きですか?
絵画の世界において、美女はモチーフとして不可欠の存在です。
それぞれの国、時代の美女たちは絵画の中に姿を残し、時代を超えてわたしたちを魅了してきました。
世界で最も知られて、最もパロディ作品にされたといわれている、レオナルドダヴィンチによる≪モナリザ≫は、私たち日本人にもおなじみの世界的な美女ですよね。
彼女のその柔らかな表情の秘密は、描き方にあります。
突然ですが、みなさんは人を描くとき、どのように描きますか?
おそらく顔の輪郭を描き、目を入れて・・・というように、まずは線でその人の形を描くのが一般的だと思われます。
が、モナリザの場合よーく見てみるとその輪郭線がありません!
というのも、輪郭線を描かずに顔や身体の光が当たっている部分と影の部分を描き分け、更にその境界線に透明な絵具を塗り重ねてぼかしているのです。
こんな感じ。
左側は背景の黒から肌色までの想定される色の塗り重ねをぼかしてみました。
明確な境界線はないけれども、しっかりと背景の黒から肌色が浮かび上がるのがわかります。
このようにすることで、顔のパーツがぼんやりと浮かびあがり、自然とやわらかな表情になるのです。
また、レオナルドダヴィンチは筆で描いた後に、指でこすって、わざわざ筆の跡をぼかしていたといわれています。
油絵は絵具自体が濃く、キャンバスに乗せるとどうしても厚みが出て「絵画っぽさ」が出てしまいます。
しかしそれを指で押しつぶして絵具をなじませることで、女性らしい肌の透明感を表現したのです。
上の画像は、アップにして撮影されたゴッホの絵画の一部ですが油絵具を筆で乗せて動かした形跡が分かります。
反対にモナリザのアップを見てみると、描かれてから何百年と経っているために表面の絵具にひび割れは起こしているものの、絵具が均一に塗られていて筆の動いた形跡が見られません。
モナリザのこの微笑みが世界中で愛されているのは、このようにレオナルドダヴィンチが丁寧にモナリザの顔のパーツ一つ一つに文字通り手をかけて、愛情をこめて描いたからだと思われます。
話は変わりますが。
私自身、よく顔が怖いといわれます。
大体初対面でお会いしたときには「気が強そう」とか「仲良くなれなさそう」と言われます。
確かに気は強いけれども!
私もモナリザのように愛されたい!!!
優しい笑顔だねとか言われたい!!!!
なんなら逆ハーレムをつくりたい!!!!!
ということで検証してみましょう。
顔が怖いといわれるアラサーでも、モナリザのように優しい微笑みを持てば、男性にたくさん声をかけられるかどうか!!!
≪アラサーがメイクして世界的絵画の美女 モナリザになってみた≫
競馬場で。
何故かつぶれたアンパンマンみたいに見えますが。
なにはともあれモナリザさん、府中競馬場に降臨です!!
何故競馬かと言いますと、昔から競馬は貴族の趣味として愛されていて、
アートのモチーフになる事も多かったんです。
つまり、
モナリザ×競馬=究極のアート
ということですね。
本日は日本ダービー開催日の5月31日。
(日本ダービー:3歳のお馬さんの速さの頂点を決める大事な日)
関東近郊のギラついた殿方が一斉に集まる日なのです。
こんなにも優しい微笑みをもつ女性がいたら放っておかないでしょう。
私が一歩踏み出すたびにワラワラと殿方が集まってくるはずです。
なので競馬場をぐるりと回ってみましょう。
※パドック:次のレースを走るお馬さんたちの状態を、観客が近くで見られる場所。
入念に見ます。
が、モナリザさん、今回競馬場初めてなのでどこを見ていいのかわかりません。
あっちぃ。諦めた。
※この日30度超えの夏日。
≪モナリザさん、ビールを買う≫
モナリザさんも店員さんもとなりのおじさんにさえも緊張が走ります。
日本語はできるから安心してくださいね。
なんか気のせいか、ビール出てくるのが早い気がします。
≪モナリザさん、勝負をかける≫
ビールがうまい。
モナリザさんの黒い服は全ての太陽光線を吸収してしまうために暑いのです。
競馬を一から教えてくれる殿方もおらず。
さて。
とりあえず運試し。いってきます。
※惨敗しました。
・・・
・・・
どんなに歩き回っても殿方がこない。
なぜ?
周りを見渡すとふざけたことにいちゃつくカップル客や、ファミリーで仲良くいらしてる方々も多い。
そして何よりも皆さん、やっぱりお馬さんに夢中。
こんなメイクの濃い女を見向きもしない。
知っていますか? 愛の反対は無関心なんですよ。
ということで、
≪検証:顔が怖いといわれるアラサーでも、
モナリザのように優しい微笑みを持てば、男性にたくさん声をかけられるか≫
については
≪結論:場所を変えればもしかしたら声をかけられるかもしれない。
ただし最近の競馬場はキレイで案外女性も多いし、皆、お馬さんに夢中なので、
アラサーの狩場には向かない。≫
ということになりました。
ただね、モナリザになっても殿方は寄ってこないし、ビールはこぼすし(撮影中観客席にぶちまけました)、暑いし、競馬では負けるし。
外面的な優しい微笑みを手に入れたからって良いことが必ず起こるとは限りません。
やはり心から優しい微笑みを手に入れられる人でなければ、幸運も殿方も近寄らないみたいですよ。
二度とモナリザにはならないことを誓って今回は筆を置きたいと思います。
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