若冲のおまけ:こじれアラサーの平日の夜の時間の過ごし方
皆さんこんにちは。
最近ブログを読んでくれた友人♀に「こじれ女子会はいつするの?」と開催を促されたゆきです。
※「こじれ女子会」:色々ありすぎて恋愛観がこじれてしまった女子の集まり。
今日も喧嘩腰の自撮りからスタートします。
一応「バカボンド」のたけしゃんのような覇気を目指したのですが、
すっかり山姥みたいになってしまいました。なぜ。
さて今回は、前回のおまけです。
めちゃくちゃ頑張った墨絵ですが、前回のブログの中で説明できなかったため、今回はその描いた方法を書きたいと思います。
だって、ちゃんと若冲風に描いたんだもん。
仕上がりからは全然わかんないんですけどね!
先に言っておきます。
本来「美術ってこんなに面白いんです!」ということをお伝えしたいためにブログを書いておりますが、
今回は「ねー頑張ったのーみてーほめてー」という末っ子独特の頑張りアピールをするだけの自己満足的なブログになりますので、特にオチとかもなくダラリと書いていきます。
ご了承ください。
1.道具を集めよう
学生時代のときに使用していた書道セットは多分腐って捨てられたと思うので、Amazon先生で購入しました。
準備したのは和紙、墨汁、太筆と細筆のセット。
和紙でプリンター用ってあるんですね。
2.墨をつくろう
来客用のコップを使用しました。ちゃんと使用後は洗ったので友人たちはご安心くださいね。
描く濃度を調節するために複数に墨を分けました。
ただ、描いているときに痛感したのですが、やっぱり硯(すずり)は必要。
石でできている硯はちゃんと筆先についた余分な墨を吸い取ってくれるのですが、ガラスは墨も水もはじいてしまうため、なかなか水分調節ができず苦労しました。和紙に墨がにじむにじむ。
3.下絵を描こう
さすがにいきなり筆で絵を描くのは無理なため、サインペンなどで下絵を描きました。
若冲もさすがに最初は下絵を描いたと思われます。
4.和紙を重ねて、細筆で下絵をなぞろう
この時点でわかると思いますが、線に悩んで同じ場所に1秒でも筆を止めると墨がどんどん筆から和紙へ逃げて、線が太くなります。
若冲たち、墨絵師たちはあんな細かい絵を一瞬の判断で描いていったんですね。本当にすごい。
5.ネイルを「裏彩色」しよう
本物のマニキュアを和紙の裏側から塗りました。
表面がテカらないようにするのと、色を落ち着けるために今回はしましたが、本物の若冲の「裏彩色」の意図は別にあります。
若冲の場合、透ける絹布の特徴を利用して、表側に白の絵具、裏側に黄土色の絵具を同じ個所に塗ることで絵具が混ざりあわず、綺麗に画面上に白を浮き立たせていたのです。
6.薄い墨で陰影をつけよう、「筋目描き」をしよう
河童みたいな手になりました。
赤との黒のコントラストが余計肌に悲壮感をプラスしているのでしょうか?
ちなみに、できればこの肌の陰影のところで「筋目描き」というのを挑戦したかったのですが、失敗しました。
本物はこちら。
ものの輪郭を線で描かずに、連続して筆で絵具をにじませて、濃淡を出すことで花などを描く高度な技法です。
7.最後に指毛を書いて、乾かしておわり。
いや、大事なところが抜けてるじゃんとなりそうですが。
余りにも集中しすぎて、指毛を描くシーンを撮影するのを忘れてしまったんです!
墨が乾いたら河童の手からは脱出できましたが、毛もあいまってなんか女装したおっさんの手みたいになってしまいました。
モデルがいけないのか、描き方がいけないのか。
ちなみにもう一枚のほうは、ほくろ毛以外にも実はもう一つ仕掛けを作っていました。
首元のうぶ毛です。
いやーほくろ毛だけだと思ったら、まさかのうぶ毛もあってオジサンやられちゃったよーという反応を期待していたのですがね。
墨が乾いたら、さっぱり消えていました。
リアルなうぶ毛を描くために、肌となじむような水に近い濃さで描いてしまったのです・・・!!!そりゃあ水分飛んだら消えるわな・・・。
また、どんな墨絵を描くかネタ出しをしているときに「ジバニャンは?」と言われたので描いてみました。
可もなく不可もなくというところでしょうか?
描き終わった後の中途半端な達成感は察して頂ければと思います。
リアルに描こうと思ったのですが、ネコというよりは出来の悪いぬいぐるみ的な質感が否めません。
こんな感じにしたかった。。。
そして最後に自撮りについてですが、墨絵を描く前でご機嫌なうえに元気だったため
「この覇気髪(勝手に命名)をうまく作れたら女子高生の中で流行るかもしれない!!」と意気揚々と撮りまくってしまいました。
後で我に返ってスマホの中に連なる自分の必死なキメ顔を見てみると、妙にせつない気分になったため、やつらをダイジェストで成仏させてやろうと思います。
皆様最後まで辛抱強くお付き合いくださいませ。
まとめていた髪をほどくと、こんなバサバサになるんです。というだけのために4枚撮影。
量が多いので後ろの毛は結んで、毛量を減らしました。そこを適当に巻いていきます。
本当にキメ顔が多いですね。
ジ・アルフィーの高見沢さんみたいになった右毛。両側巻きました、前髪巻きました、からの覇気!!!
(髪に動きをつけるときにワックス、ヘアスプレーを多用しました。洗髪1回では落ちませんでした)
手のポーズから試行錯誤感が伺えます。
二枚目からドライヤーを正面に設置して風を送りこみましたが、設置と風の角度が全然うまくいっていない様子。最後結局山姥になって終了。
自分でいうのもなんですが、平日の夜に一人でなにやってるんですかね?
しかもトイレで。しらふで。
ただ、ブログのためにといえども、目的意識を持って何かを作ることを久しぶりにできたので、ゆきさんはご満悦です。
創作過程にて学んだことは特になかったことだけはご報告させて頂きます。
本当にダラリダラリと書いてしまいましたが、皆様辛抱強くお付き合い頂きましてありがとうございました。
今後はしっかりと「美術はこんなに面白い」ということをブログにてお伝えしていければと思います。
それでは。