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アラサーOLがアートでアレコレやってみるブログ

ブログ名変更しました(再)。アート初心者大歓迎! アートの面白さをナナメ上の視点から追求していくブログになります。

水墨画の巨匠「若冲」の作品に新たなフェティシズム開拓の可能性を見出した話

こんにちは、ゆきです。


先日著名な方々に助けて頂いたおかげで、ミッフィーの記事を多くの方に読んで頂き、はてブの読者人数が5倍、ツイッターのフォロワーの人数が10倍になりました!
 
そして何故か東京姉妹様にtogetterにまとめて頂きました笑

togetter.com


本当にありがとうございます!

ネットの海の波打ちぎわでパシャパシャやっていたのに、いきなり水深3mまで来てしまった感じです。
 
これからもブログを続けていきたいと思いますので皆様改めましてよろしくお願い致します!
 

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 「夜露死苦!!!!」

 

まあ、完全に感謝している態度ではないですね。
殺る気満々の目をしておりますが、注目してほしいのはそこじゃありません。
 
 

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筆。
といえば、書道!
書道といえば墨!!!
 
はい、ということで、今日お話したいのは、先日東京国立美術館でも展示されていた、水墨画の巨匠・伊藤若冲(じゃくちゅう)についてです!(会期は終了しております)

www.suntory.co.jp


日本画について無知な私ですが、若冲の作品に面したとき時間を忘れて凝視してしまいました。
若冲最高!
 

 

伊藤若冲とは?≫


江戸時代中期に活躍した絵師(画家)です。リアルな鶏の水墨画(墨絵)で、近年爆発的に人気が出てきた方になります。
 

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≪群鶏図≫
・・・以上。
 
わーすみません、本当に日本画家についての知識がないんです。
若冲狩野派という日本最大の専門画家集団に絵を学んだとのこと。
ただ残念ながら「狩野派」は知っていても絵師の名前は一個もひねり出せず、頭の中でボクイケメンでお馴染みの狩野英孝が9割陣取っているレベルです。
なので今回は、伊藤若冲自身について、というよりは私が感動した彼の作品をメインにお話したいと思います。
 
 
≪そもそも水墨画とは?≫


伊藤若冲水墨画(墨絵ともいう)を中心に描いておりました。
その水墨画とは字の通り、和紙や絹布などに墨で描く絵の種類になります。
 

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≪松上白鶴図≫ 絹布墨画
墨絵でも黒1色ではなく、カラフルに塗られているものもあります。おもちみたいな鶴。
 
元々は中国から日本に伝わってきたものですが、明確にいつ伝わってきたかは判明しておりません。
ただ、分かっていることは水墨画が元々中国で風景や対象をありのままに描くためにできた技法で、日本はその中国で出来上がったものを有り難く頂戴したということ。
ちょっと大和魂がんばってよと思うのですが。
ただ、日本のラーメンと一緒で、中国から入って来た水墨画も、伊藤若冲の手によって日本ならではの表現を手に入れたんだなと、若冲の作品を見て感じました。
 


若冲の描く水墨画の世界とは≫


多くの日本絵師が中国の風景を描いた山水画を描く中、若冲水墨画のジャンルの中でも特に「花鳥画」という植物と動物が一緒に描かれるものを好んで描いていました。
先ほどから紹介している作品が全てそれになります。
若冲の「花鳥画」の中でも有名なのが、これでもか!というくらい鮮やかな色がちりばめられた「動植綵絵(どうしょくさいえ)」のシリーズになります。
 

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動植綵絵 ≪紫陽花双鶏図≫
 
 
若冲の描く絵画は、現実と非現実を行ったり来たりしているような世界観をもっていると評価されています。


でもそんなこと言われても、どこが?なにが?と思われると思うので私なりの解釈で若冲の作品をご説明したいと思います。
 

まずはこちらをご覧ください。

 

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動植綵絵≪南天雄鶏図≫

実は若冲の描くものは全て現実にあるものばかりで、それが本物っぽいんです。
ただ、その「見たことがある」と感じた描かれたものの中に、ふと違和感を覚えます。
もう一度、若冲の絵の細かい部分を見てみましょう。
 
 

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違和感1:たわわに生っている赤い実をつるす枝が細すぎる。普通折れるわ。
 
 

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違和感2:雄鶏の下腹部にかかる枝が不自然に折れ曲がっている。雄鶏の身体に当たらないように避けているように見えます。

 

この二つを見てみると、あれ、この南天はもしかして現実に生えているものではなくて、雄鶏を格好よく見せるための写真の額縁みたいなものだと気付きます。
これは同じことが雄鶏の後ろで咲く白い花にも言えます。

 

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違和感3:宙に浮かんでいて、全く現実味のない花。


でもこの白い花が雄鶏の近くにあることで雄鶏の身体の黒さがより強調され、雄鶏がこの絵画の主人公ということをわたし達に教えてくれるのです。
 
 

違和感4:地面とそこに生える草

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画面右の崖や、地面に生えている草の大きさが合っているとすると、ここに描かれている雄鶏の大きさは人間くらいだと想定されます。それはおかしい。
現実の写真と比較してみましょう。
 

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芝生でも、鶏の足を覆うくらいはあります。

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なのにこれ。遠近感がおかしいのか、縮尺がおかしいのか。
 
この南天や白い花、地面の3点に注目すると、この絵画で一番若冲が見せたかったのは雄鶏であり、その周りの違和感を覚えた風景や植物は、雄鶏が立つステージではなく、雄鶏を飾りたてる額縁であることがわかります。


ただ雄鶏を飾るためだけのために存在するので、そこに現実的な重力やら縮尺やらのルールからは一切解放されます。やりたい放題!


となると、よくある風景画の架空の風景でもそれが現実かであるように描いて人を感動させるものとは絵画の捉え方が全く異なってきます。

 

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先ほど、若冲は現実と非現実を行ったり来たりしているような世界観をもっていると評価されていると言いましたが、それはもちろん間違っていません。
むしろそこが肝でもあります。


見たことのあるものがただ並んでいるだけだと人は通り過ぎてしまいます。


そこに違和感があると立ち止まり、興味を持ってしまうのではないでしょうか。

 

そこで、実際にやってみることにしました。

現実にいるとある女の子をモデルにした2枚の墨絵を描いてみたのです。
 
 

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≪隠黒子毛図(かくれほくろげず)≫
 

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≪剃残指毛図(そりのこしゆびげず)≫
 


まぁモデルはどちらも私なんですが。
 


この絵2枚を見てあなたはどう思いましたか?


女性の方だったら、一瞬ドキッとして自分の指や手の甲を確認してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
男性の方だったら、事故的に目撃してしまった女性の剃り残しを思い出されるんじゃないでしょうか。


また、モデルが私だと聞いたときに引かれた方もいらっしゃるかと思います。
 
 
こんな美人にほくろ毛なんてあるわけないでしょう!!!! 多分。

そして調子に乗りました。ごめんなさい。


まぁ毛なんて、好きな人とのデートの前に日光、蛍光灯、電球全ての光に照らして剃り残しがないか確認しても、ことの直前のトイレで思いがけないところに発見してしまうものです。

 

しかし、さっきの私のほくろ毛ではないですが、そのいつも見慣れているものの中に違和感を発見すると、人は途端に興味をもちます。
そして次のアクション(女性はかみそりを手にする、男性は「女性あるある」でほくそ笑む)に移るきっかけを作ることとなります。


描かれている(映っている)商品を見て、興味をもって、購買行動を刺激される商業的ポスターと同じ動きが生まれるわけです。

 

もちろん若冲の作品の全てが商業ポスター的で、かつ何かしらアクションを起こさせるようなものではもちろんありません。
今回も私の軽い妄想でお話しましたが、ただ、絵画を鑑賞するときに研究者の方々が見つけられた目線でしか鑑賞できないのも悲しいです。
だから変な視点でも、解釈が間違っていても、ものごとを別の個人の視点で見てみて発することで、意見の多様性と許容性を作り出すきっかけになってくれればいいなと思います。
 
ですから私のほくろ毛も指毛も単にネタだけで終わるのではなく、これを見た一部の男性が「剃り残し毛フェチ」みたいな新たなフェチ・ジャンルを開拓してくださることを願ってやみません。


すべすべした女性ならではの肌の上に生えている一厘の花。
あなたしか知らない隠れ毛、見たくありませんか?
 

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この写真のどこかにも、ほくろ毛が隠れてるかも知れませんよ……?
 
それではまた♪

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≪剃残指毛図(そりのこしゆびげず)≫
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まぁモデルはどちらも私なんですが。
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この絵2枚を見てあなたはどう思いましたか?


女性の方だったら、一瞬ドキッとして自分の指や手の甲を確認してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
男性の方だったら、事 故的に目撃してしまった女性の剃り残しを思い出されるんじゃないでしょうか。


また、モデルが私だと聞いたときに引かれた方もいらっしゃるかと思います。
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こんな美 人にほくろ毛なんてあるわけないでしょう!!!!多分。

そして調子に乗りました。ごめんなさい。


まぁ毛なんて、好きな人とのデートの前に日光、蛍光灯、電球全ての光に照らして剃り残しがないか確認しても、ことの直前のトイレで思いがけ ないところに発見してしまうものです。

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しかし、さっきの私のほくろ毛ではないですが、そのいつも見慣れているものの中に違和感を発見すると、人は途端に興味をもちます。
そして次 のアクション(女性はかみそりを手にする、男性は「女性あるある」でほくそ笑む)に移るきっかけを作ることとなります。


描かれている(映っている)商品を見て、興味をもって、購買行動を刺激される商業的ポスターと同じ動きが生まれるわけです。

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もちろん若冲の作品の全てが商業ポスター的で、かつ何かしらアクションを起こさせるようなものではもちろんありません。
今回も私の軽い妄想 でお話しましたが、ただ、絵画を鑑賞するときに研究者の方々が見つけられた目線でしか鑑賞できないのも悲しいです。
だから変な視点でも、解釈 が間違っていても、ものごとを別の個人の視点で見てみて発することで、意見の多様性と許容性を作り出すきっかけになってくれればいいなと思います。
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ですから私のほくろ毛も指毛も単にネタだけで終わるのではなく、これを見た一部の男性が「剃り残し毛フェチ」みたいな新たなフェチ・ ジャンルを開拓してくださることを願ってやみません。


すべすべした女性ならではの肌の上に生えている一厘の花。
あなたしか知らない隠れ毛、見たくありませんか?
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この写真のどこかにも、ほくろ毛が隠れてるかも知れませんよ……?
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それではまた♪